【青年海外協力隊】カンボジアで初授業を実施!

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HIUC修了生の渡邉吉子さんをご紹介します!渡邉さんは留学先で音楽を教えるボランティアを経験し、教えることの楽しさに目覚め、通信制高等学校の提携サポート校で高校生に英語を含む数科目を教えていました。留学中、社会的に弱い立場である自分(外国人)を痛感したこともあり、社会的にハンディを持つ生徒や様々な事情を抱えた生徒が通うサポート校での勤務を希望し、勤務されていました。その間にも発展途上国の教育にも携わってみたいという希望もあり、現在、JOCV(青年海外協力隊として、カンボジアで活動をされています。

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渡邉吉子さん
海外大学進学科2002年4月期生
Wichita State University(音楽専攻)卒業

今回は、渡邉さんのカンボジアで初授業の体験をご紹介します!

街の中高生で構成されるマーチングバンドの支援活動という目的で任地タクマウに赴いて3週間。本来予定されていた活動ではないが、多忙な先輩協力隊員さんに代わってとある中学校で音楽(ピアニカ)の授業を担当してはどうかというお話をいただき、先週初めて音楽の授業を持たせていただいた。

授業当日、中学校に着いてみると、一緒に授業に入ってもらえる予定だった先生がまさかの不在。これは想定外で残念だったが、この日はありがたいことに先輩隊員さんが一緒について来てくださっていたので安心して授業を始めることができた。予定していた内容は、自己紹介→ピアニカで音階練習&音符読み→曲練習。ただ曲練習まで進まなかったので、曲は次回に持ち越し。生徒たちは、私の様なまともに現地語が話せない外国人相手でも、熱心に話を聞いてくれる。

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授業の初めのほうで、下手なクメール語を先におことわりして『みんなが私のクメール語の先生だから、よろしく助けてね!』と伝えておいたら(それが通じていたかわかんないけど)、ぱっと単語が出てこないときに『それは◯◯って言うんだよ』と女の子たちがキャッキャ言いながら教えてくれたり、私の言っていることを先に理解した生徒がまだ理解してなさそうな生徒に解説してくれたりと、みんなでつくり上げる授業と言ったら少し聞こえが良すぎるが、みんなが参加してくれているからこそ成り立つ授業となった。終始サポートしてくださった先輩隊員さんと生徒たちには本当に感謝ばかり^^

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授業中にふと思い出したこと。日本で教員をさせてもらっていたときによく読んだ、ある著書に書かれてあった、新任の先生にしか出せない教室の空気感についての話。

ベテランの先生にも新任の先生にも、それぞれ強みと課題が両方あるといったような話だったと思う。ベテランの先生だと生徒は安心して授業を受ける体勢になれるが、でもその安心感がかえって生徒を受け身にしてしまうこともある。一方、新任の先生の場合、生徒はちょっと頼りなさげな新しい先生を目の前にすると、すべてを先生に任してはおけない、自分たちも先生の不足分を補っていかなければという能動性が湧き、教室全体が活気づくことがある。

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…といったようなことが書かれてあったと記憶しているが、この日の私の授業はまさに後者のような感じで、精一杯な私を前に生徒たちはすごく協力的、能動的に授業に取り組んでくれた。その態度が素晴らしくて本当に助かったし、お陰で私自身もカンボジアでの初めての授業をすごく楽しめた。

10ヶ月ぶりくらいに学校での授業をさせてもらったけど、国や生徒が違っても、いろいろ想像しながらせっせと授業準備をしたり、それを授業でかたちにして生徒から直に反応をもらったりするのってやっぱりおもしろくてすきだなと再確認。

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今月前半は長引く細菌性胃腸炎で心身ともにやられて正直結構参っていたけど、この授業のおかげで『自分病んでる場合ちゃうわ!』ってエンジンがかかった。言語能力や統率力、授業の進めかたなど、課題は自分で思いつくだけでもたくさんある。生徒は本当にいい子たちばかりだけど、ひょっとしたら、中には『あの外国人の授業なに?』と不満に思っている生徒もいるかもしれない。そういうネガティブな可能性に対する緊張感は常に持って、自分と自分の授業を更新していかなきゃなと思う。

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こういった課題と緊張感があるからこそ、自分に適度なプレッシャーをかけながらの次回の授業準備が今は結構楽しい。特に近いところで支えていただいている先輩隊員さんや大家さん家族、配属先の事務所のみなさんに感謝しつつ、楽しみながらがんばっていこうと思い直す今日この頃です。

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