「心理学」とは・・・(2)

「心理学」とは・・・今回は第2弾!

前回は発達心理学について説明しました。
今回のテーマは”犯罪心理学―Criminal Psychology―です。

犯罪心理学は読んで字のごとく、犯罪に関する心理的な研究をする心理学の一分野です。犯罪者の意思、思考、意図、反応等を研究し、犯罪の予防や再発防止、または犯罪捜査に活かそうといった目的があります。現在は心理学よりも犯罪学の一部門として考えられている場合もあります。

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よく刑事ドラマなどで「プロファイリング」(Offender profiling/Criminal profiling)という言葉を聞いたことはありませんか?プロファイリングとは犯罪捜査において、犯人の特徴を、犯罪の現場の情報から読み取り犯人の逮捕につなげるといったものです。ドラマではプロファイリングは誇張されがちで、プロファイリングが事件の解決に直結するように描かれている場合があります。しかし実際は、そのような事はほぼありません。実際のプロファイリングは捜査を効率よく行うための一種のツールなようなものであり、犯罪現場などの限定された情報から、犯罪心理学の知識等を活かし、こういった人物が犯人ではないかといった犯人像を示すものなのです。犯罪者個人を特定することは、ほぼ不可能と言っていいでしょう。また誤ったプロファイリングは捜査を混乱させてしまう危険があります。

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犯罪心理学はまだまだ新しい学問で、課題もたくさんあります。第一に研究対象となる犯罪の数が統計的なデータとしては不十分です。さらに、データとして認識するには、犯罪が発生した事自体を認識しなくてはいけません。犯罪が発覚しないと、データをとることさえできないのです。また文化や社会によっても、犯罪の定義が変わってきます。非常に困難な学問のようにも思えますが、言い換えれば大きな伸び代を残した学問だとも言えます。多くの心理学者が様々な理論を発表していますし、これからより多くの理論が考え出されるでしょう。もちろん日本独自のプロファイリング手法を考え出されるといったこともありえます。日本のプロファイリングの歴史はまだまだ浅いので、ニーズが高くなれば、警察に新しく部門が開設される・・・なんてこともありえるかもしれませんね!

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次回につづく・・・

<バックナンバー>

「心理学」とは・・・(1)>>>こちら

 

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